表形式のデータを編集できる点はExcelと似ています。コンテキサーは、複数の表形式のデータを結びつけて、それぞれの業務に適した形で表示したり編集したりできるツールです。Excelのように複雑なセル参照や関数を設定したりマクロを開発することなく、シートや項目単位で関係を設定するだけでデータを個別の業務にあった形で扱うことができます。
コンテキサーはCSVファイルやデータベース(RDB)など格納方法・場所が異なるデータを変換することなく結びつけるツールです。
入力のためのフォームをデザインできる点は、AccessやFileMakerと似ています。AccessやFileMakerはデータベースそのものであるのに対して、CSVファイルやAccessデータベースなどのすでにあるデータを変換すること無くありのままに使って、データを結びつけることができます。コンテキサー上で編集したデータは、もともとの形式のままで再び書き出すことができます。
また、典型的な表形式のみならず、クロス展開・時系列展開によって、表形式のデータを加工することなく、展開表示することが可能なこともコンテキサーの特徴です。
コンテキサーで取り扱うデータは、Excelを経由して帳票印刷したりグラフ化したりできます。
すでにExcelによる帳票等の資産がある場合は、従来の資産をそのまま、または少しの修正によってコンテキサーで活用できます。
コンテキサーは、Webを利用しない従来型のデスクトップアプリケーションです。
データは、ユーザーが保持しているCSVファイル,関係データベース(Accessデータベース, MySQL, SQLServer等)をそのまま利用します。なおオプションのクラウドサービスにて業務画面の一部をWeb化したり、データをクラウド上で管理することも可能ですので、離れた拠点での業務を連携もできます。
コンテキサーは、専用のアドインによって機能を拡張できます。アドインは、ご利用案件やベンダー様の具体的なご要望に応じて弊社にて開発・提供しております。そのため、アドイン開発キットなどは提供しておりません。具体的なご要望がございましたらご相談下さい。
なおコンテキサーのみでコンテキスト連携やコマンドアクション、計算式を用いて、基礎的な処理ロジックを業務アプリに構築できます。コンテキサーの逆引きマニュアル等もご参照下さい。
コンテキサーは、64ビット版Windowsでも動作いたします。Windows 64ビット版では64ビットモードで動作します。
RDB機能につきましては、利用するデータベースが64ビットに対応している必要があります。
なお、Accessデータベース形式につきましては、次の構成で対応しています。Accessデータベースエンジンは、こちらより入手できます。
Windows | 32ビット | 64ビット版 | |
---|---|---|---|
Accessデータベースエンジン (Office全体) |
32ビット版 | 32ビット版 (WOW64) |
64ビット版 |
Access2000/2003形式(mdb) | ○ | × | ○ |
Access2007形式(accdb) | ○ | × | ○ |
ODBCデータベースにつきましては、次の構成で対応しています。64ビット環境では64ビット版ODBCドライバを導入する必要があります。OracleおよびSQL ServerにつきましてもODBC経由でのサポートとなります。
Windows | 32ビット版 | 64ビット版 |
---|---|---|
MySQL | ○ | ○(ODBC64ビット) |
Oracle | ○ | ○(ODBC64ビット) |
SQL Server | ○ | ○(ODBC64ビット) |
コンテキサーは、Windowsで動作致します。
Windows Vista, 7, 8.1, 10のいずれかのバージョンで動作致します。また、これらのWindows上で.NET Framework 2.0(3.5)をインストールする必要があります。
MacOSおよびLinux環境には対応しておりません。
コンテキサーは、.NET Framework 2.0で動作するように開発されています。
コンテキサーを利用するためには、利用するコンピュータに.NET Framework2.0/3.0/3.5のいずれかをインストールしておく必要があります。
なお、これ以降のバージョン(4.0, 4.5)のランタイムをインストールしてある場合でも、別途上記のいずれかのランタイムをインストールする必要があります。
個人ライセンスのパスワードは、初回、ご注文もしくは試用版請求時に、登録頂いたメールアドレスに対して発行されています。
以前、試用版などでコンテキサーをご利用されている場合には、その際にメールにて送付しましたパスワードをご利用ください。
また、パスワードを失念されました際には、個人アカウント パスワード再発行ページにて再発行可能です。
コンテキサーをダウンロードができないなどでお困りの際は、こちらをご覧ください。
コンテキサー初回起動時に表示される「ライセンス取得」画面で、ライセンス取得ができないなどでお困りの際は、こちらをご覧ください。
無償版コンテキサーなどをご利用後に、コンテキサー試用版や製品版へ切り替えた際に、ライセンスキーを入力できないことがあります。次の手順で無償版ライセンスを削除することで、ライセンスキーが入力できるようになります。
コンテキサー3.0以降の開発者版では、既定で作成した設定ファイル(ctpファイル)を自分のサイト以外のサイトで利用できないようになっています。事前に作成した環境にて「プロパティ」の「サイト管理」で権限を適切に設定してください。