コンテキサー概要

コンテキサーとは

コンテキサーは、業務向けアプリケーション(業務アプリ)を構築したり、既存の業務アプリを利用したりするためのツールです。構築した業務アプリは、自分もしくは同一部署内のコンテキサーで開いて利用できます。コンテキサーは、業務アプリの開発者と利用者の双方のためのツールです。

コンテキサーの特徴

コンテキサーを使った業務アプリは「コンテキスト」を定義するだけの単純な構成から作りはじめることができるのが特徴です。実際の業務で取り扱う情報の内容を整理さえすれば、プログラミングの専門知識やデータモデルの専門知識が必要なくても、短時間で業務アプリを作れます。

コンテキサーそのものには、具体的な業務に特化した専用画面やデータ形式、業務固有のロジックが用意されていません。実際に業務を担う設計者が、まずは、自社の業務に合わせて、これらを定義して「業務アプリ」として構築しています。業務アプリは、ゼロからデータ構造を組み立てる方法と、既存のCSVファイルなどから作り始める方法のどちらからでも、構築できます。

業務アプリの構成

コンテキサー上では、設計者が業務に利用するための業務アプリを構築します。業務アプリの構築では、主に「コンテキスト」を作っていきます。コンテキストとは、データベースの行と列のような表形式の構造で、Excelのワークシートに近いイメージです。業務で取り扱う情報のまとまりを、コンテキストとして定義して、一件に含まれる項目を業務で必要な分だけ定義していきます。コンテキストは、既存のCSVファイルやデータベースのテーブルから取り込んで定義することもできます。

コンテキストには、主に「パネルコンテキスト」「入出力コンテキスト」があります。

「パネルコンテキスト」には、担当者が具体的なデータを入力するための入力フォームと呼ばれる画面を作ります。設計者は、マウス操作で必要な項目欄を部品として貼り付けていきます。

「入出力コンテキスト」には、担当者が入力したデータの保存方法を決めておきます。コンテキサーでは、業務アプリの定義とは別に、CSVファイルなどのデータの保存先を決めておく必要があります。入出力コンテキストを定義すると、業務アプリの次回起動時に、保存先のデータソースからデータを業務アプリに読み込めます。

最後に、このようにして構築した業務アプリを、コンテキサーの業務アプリの定義を保持する形式であるctpファイルとして保存します。このctpファイルを同一部署内のコンテキサーで開くことで、同じ業務アプリを複数人で共有・利用できます。

担当者と設計者

コンテキサーでは、サイト内で業務アプリに関係する役割に「設計者」と「担当者」があります。

設計者とは、コンテキサー上で業務アプリを構築する人です。業務アプリで使うコンテキストを定義したり、パネルをデザインしたりする役割を持ったユーザです。設計者は、実際の業務の現場で作業フローを理解した当事者が携わることを推奨します。

担当者とは、コンテキサー上で業務アプリを利用する人です。設計者が作成した業務アプリを起動して、業務に応じて、パネルの内容を閲覧したり、パネルで情報を入力したりする役割を持ったユーザです。

業務アプリの配布

コンテキサーでは、設計者が作成した業務アプリを、サイトサーバを通じて、担当者PCのコンテキサーに配信する仕組みが用意されています。

構築した業務アプリは、同一部署内のコンテキサーで起動して、担当者間で共同利用できます。また業務アプリを必要に応じて設計者がいつでも改良できます。設計者が自ら業務アプリを構築することによって、担当者の要望を反映しやすくなり、自社の業務で使いやすい業務アプリを自ら構築できます。

なおサイトサーバは、サイトライセンスをご契約の場合に利用できます。

2021年10月2日 更新

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