Contexer.iniの内容

概要

Contexer.iniは、PCそれぞれの利用環境に応じたコンテキサーの設定を指定するためのファイルです。

なお、通常コンテキサーの設定は「環境設定」上で設定できます。
「環境設定」を開くには、コンテキサーの「ファイル」メニューの「環境設定」を選択します。

Contexer.iniの修正

  1. スタートメニューより「コンテキサー」→「データフォルダを開く」を選択してデータフォルダを開きます。
  2. データフォルダにて、メモ帳などのテキストエディタを使って「Contexer.ini」という名前でテキストファイルを作成してください。

書式

Contexer.iniは、次のようなXML形式で記述します。

<IniFile>
<LogoTitle value="ITカイゼン社内ツール"/>
</IniFile>

Contexer.iniは、設定名と設定値の組み合わせで指定します。設定として指定できる設定名とその値は、次の通りです。

Contexer.iniで指定できる設定
設定名 備考
AppTitle アプリケーション名 文字列
コンテキサーのタイトルバーに表示するコンテキサーの名称を指定します。省略した場合は「コンテキサー」となります。
CurrentDate 現在日付を変更する場合に指定 日付
業務アプリの現在の日時として扱う日付を指定します。現在日付(CurrentDate)に日付を設定した場合には、その日付が現在日としてコンテキサーは認識します。指定した日時を当日と見なして処理させたい場合に利用します。日付は通常の日付の形式、例えば「2012/4/24」という形式で指定します。指定されていない場合には、そのままコンピュータのカレンダー通りの日付となります。
TextFilePath ファイルの格納場所 パス
CSVやテキストファイルを置くフォルダを指定します。各ファイルを入力または出力する際に、共通フォルダを選択した場合には、ここで指定したフォルダを起点としてファイルを探します。逆にいうと、共通フォルダとして業務アプリ内で指定されている内容は無視されます。
PictureFilePath 画像ファイルの格納場所 パス
項目部品の種類が“画像”である場合の画像の保存先のフォルダを指定します。ここでフォルダ指定があった場合には、共通フォルダとして業務アプリ内で指定してあるフォルダに代わって、このフォルダが各画像ファイルの保存場所として検索されます。
DataFilePath データファイルの格納場所 パス
項目部品の種類が“ファイル”である場合のファイルの保存先のフォルダを指定します。ここでフォルダ指定があった場合には、共通フォルダとして業務アプリ内で指定してあるフォルダに代わって、このフォルダが各データファイルの保存場所として検索されます。
ExcelFilePath Excelファイルの格納場所 パス
Excel連携した際に、Excelワークブックを保存するフォルダを指定します。ここでフォルダを指定した場合には、Excelを保存した場合にそのフォルダに保存されます。また、一度保存されたExcelファイルは、次回以降に同じ画面にてExcel連携をアクションを実行した場合には、そのファイルが雛形として呼び出されます。
LicenseUri ライセンス認証用サーバーのURI インターネットアドレス
コンテキサーのライセンスサーバーのアドレスを設定します。アドレスが設定されていない場合は、グローバル認証サーバで認証します。ローカルネットワークにライセンスサーバが設置されている場合には、そのアドレスを指定します。
LoginUri サイトサーバーのURI インターネットアドレス
ユーザ認証するサイトサーバのアドレスを設定します。アドレスが設定されていない場合は、グローバル認証サーバで認証します。ローカルネットワークにライセンスサーバが設置されている場合には、そのアドレスを指定します。
UserAuth 起動時にログイン画面を表示するかどうかの指定 yesまたはno、省略時はyes
サイトライセンスの場合に、ログイン画面を表示してサイトアカウントへログインするかどうかを指定します。yesではログイン画面が表示されます。noを設定するとログイン画面が省略され、サイトアカウントへのログインも行われません。この場合、コンテキサーは起動しますが、業務メニューは更新されず、アカウントログインが必要なクラウドデータベースへのアクセスも不可となります。
ProfileDownload 業務アプリをサーバーから取得するかの指定 yesまたはno、省略時はyes
同じマシンで前回コンテキサーを終了した状態を再現するかどうかを指定します。省略値はnoです。この値をyesとすると、前回実行していた業務アプリを読込み、さらに画面の状態などを前回終了時と同じ状態とします。
PreviousSetting 前回実行時の設定を再現するかの指定 yesまたはno、省略時はno
業務アプリをサーバーから取得するは、起動時に対象とする業務アプリをサーバーからダウンロードして実行するかどうかを指定します。この設定がyesの場合、グループに応じてサーバー側で指定した業務アプリがダウンロードされ、それをコンテキサーが実行します。
WebProxy インターネット接続時のプロキシサーバー server,user,pass,port属性を指定する
インターネット環境で外部との更新がすべて社内のプロキシサーバ経由で行われている場合には、プロキシサーバに対する認証情報を指定します。
ライセンスサーバまたはサイトサーバへの接続には、ここで指定したプロキシサーバが使用されます。
TextFileEncoding テキストの文字コード 文字列
入出力先がテキスト形式の場合に使用するテキストの文字コードを指定します。文字コードは、Webの名称と同一です。

プロキシ設定

コンテキサーを使用するコンピュータのネットワーク環境によっては「プロキシ認証が必要」「ライセンスサーバへ接続できません」などのメッセージが表示されます。この場合、次の方法でプロキシ認証設定ができます。なおプロキシ設定は、Contexer.iniの他、「環境設定」の「接続設定」タブにて設定できます。

  1. プロキシサーバの設定内容
  2. <IniFile>
    	<WebProxy server="proxy.company.jp:80"/>
    </IniFile>
  3. インターネット接続時にユーザIDとパスワードが必要な場合の設定内容
  4. <IniFile>
    	<WebProxy server="proxy.company.jp:80" user="user" 
    pass="password"/>
    </IniFile>

    server属性(proxy.company.jp:80)の部分にプロキシサーバのサーバ名とポート番号を指定します。
    Internet Explorerのプロキシ設定を使用する場合は、省略できます。

    user属性とpass属性には、プロキシ認証時のユーザ名とパスワードを指定します。基本認証、ダイジェスト認証、NTLM 認証、Kerberos認証で有効です。
    なお、ユーザ認証が不要な場合は、user属性とpass属性を省略できます。

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