第4章 在庫管理アプリの作成

概要

在庫管理アプリは、現在在庫をもとに、未来の在庫数の理論値を計算し、必要な入庫数を検討するためのものです。

在庫数は、在庫の初期値(昨日までの値)をもとに、それぞれの日の入庫数、出庫数によって計算されます。出庫数は、あらかじめ予定された出荷明細から決定します。在庫数が、マイナスになった場合、あるいは基準値よりも少なくなった場合に、展開画面上の表示色を変えることで、担当者に知らせます。

担当者は、展開画面を見ながら、必要な入庫数を入力し、その内容が入庫数の一覧に表示されます。

在庫管理アプリの作成

【ステップ1】在庫CSVファイルからパネルの作成

  1. 在庫のCSVファイルを読込みます
  2. 「品番」項目を主キーとします
  3. 「基準値」「初期値」項目を数値とします

【ステップ2】在庫パネルの時系列展開

  1. 在庫パネルを時系列展開します
  2. 展開内容に「入庫」項目を追加します
  3. 展開内容に「出庫」項目を追加します

【ステップ3】在庫数の計算式の定義

  1. 「在庫」展開項目の計算式を定義します

【ステップ4】在庫数の条件による強調表示の定義

  1. 「在庫」展開項目の強調表示を設定します

【ステップ5】展開内容から入庫の抽出

  • 展開内容に「入庫」項目を追加します
  • 不要な項目を削除します
  • 入庫数のフィルタを設定します
  • 展開内容パネルを在庫シートに移動します

【ステップ6】出荷予定データの読込み

  • 出荷予定のCSVファイルからパネルを作成します
  • 「日付」項目を日付時刻とします
  • 「数量」項目を数値とします

【ステップ7】出荷予定データの転記

  1. 出荷明細を転記する設定を指定します
  2. 転記方法の条件を指定します
  3. 転記の対象となる条件を指定します
  4. 転記する項目を指定します

【業務シーン】入庫予定と在庫管理業務

  1. 出荷明細を展開内容に転記します
  2. 「入庫」の行に数値を直接入力します
  3. 入庫数の一覧を確認します
2023年11月23日 更新

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