コマンドで定義できるアクションの一覧です。
コンテキサーの画面上での操作や、コンテキスト連携の実行などをアクションによって定義できます。これらのアクションを組み合わせてコマンドとして定義して実行できます。コンテキサーには次のアクションが定義されています。
名称 | キーワード | 説明 |
---|---|---|
再表示 | Redraw | 対象コンテキストのデータをその時点での条件に従って再構成し、パネルの場合は再表示します。 |
先頭行 | SelectFirst | 対象コンテキストの先頭レコードを選択状態にします。ソート条件などが指定された場合にはソート後の先頭レコードが選択されます。 |
最終行 | SelectLast | 対象コンテキストの最終レコードを選択状態にします。ソート条件などが指定された場合にはソート後の最終レコードが選択されます。 |
前の行 | SelectPrevious | 対象コンテキストで現在選択されているレコードの一つ前のレコードを選択状態にします。 |
次の行 | SelectNext | 対象コンテキストで現在選択されているレコードの次のレコードを選択状態にします。 |
追加行 | SelectLastAdd | 対象コンテキストで最後に追加されたレコードを選択状態にします。 |
選択解除 | NoSelect | 対象コンテキストでレコードが選択されている場合に、その選択を解除します。 |
選択行移動 | VisibleSelection | 対象コンテキストでレコードが選択されている場所が画面に表示されるようにスクロールバーを移動します。 |
追加 | Add | 対象コンテキストに新規にデータを追加します。主キーには自動で値が設定され、それ以外のデータ内容はデフォルト値または未設定となります。 |
確定 | Register | 対象コンテキストで現在編集中の入力データを確定します。 |
複製 | Duplicate | 対象コンテキストにおいて現在選択されている行のデータを複製した新しいレコードを追加します。 |
修正 | Update | 対象コンテキストで選択されたレコードについて、指定した項目名の値を修正値に変更します。 |
削除 | Delete | 対象コンテキストにおいて現在選択されているレコードを削除します。 |
親子複製 | StructureCopy | 選択されたデータを親子で複写する |
親子削除 | StructureDelete | 選択されたデータを親子で削除する |
一括修正 | UpdateAll | 対象コンテキストに表示されている(フィルタ限定後の)すべてのレコードについて、指定した項目の値を、指定した値に修正します。 |
一括削除 | DeleteAll | 対象コンテキストに表示されている(フィルタ限定後の)すべてのレコードを削除します。確認メッセージは表示されません。 |
クリア | ClearData | 対象コンテキストのすべての行について、指定した項目の値を初期値あるいは未定義(NULL)に修正します。 |
フィルタ実行 | FilterOn | 対象コンテキストに一時的にフィルタを適用させます。 |
フィルタ解除 | FilterOff | 対象コンテキストに適用した一時的なフィルタを解除します。 |
シート切替 | ChangeSheet | 現在シートを指定シートに切り替えます。 |
ナビゲーション表示 | ShowNavigation | 指定したナビゲーションをボタン付近に表示します。 |
組合展開 | Combine | 展開コンテキストの展開ルールをもとに、展開内容コンテキストのデータを生成します。 |
関係演算 | Relate | 連携(転記)を実行します。 |
入力補助 | Assist | 連携(補助)を実行します。 |
連結表示 | Connect | 連携(限定)を実行します。 |
データ読込 | ReadFile | 外部データベースにあるレコードを指定した入出力用コンテキストへ読み込みます。 |
データ書出 | WriteFile | 指定した入出力用コンテキストにあるレコードを外部データベースへ書き出します。 |
データ更新 | UpdateFile | データ同期が有効な入出力コンテキストで、外部データベースが変更されたかどうかを確認し、新しく追加、変更された行を反映します。 |
外部実行 | Process | 任意のプログラムを実行します。 |
全て削除 | Dispose | 対象コンテキストに対応するエンティティのデータをすべて削除します。またカウンタを1に戻します。 |
タイトル変更 | SetTitle | タイトルの表示を変更する(コンテキストID) |
Excel出力 | PrintSheet | 対象シートの内容をExcelに転送します。 |
Excel入力 | ExcelImport | Excelから対象シートにレコードを入力します。 |
コマンド実行 | Command | すでに定義された他のコマンドを実行します。 |
タイマー開始 | TimerStart | 指定したコマンドを指定した間隔で繰り返し実行します。間隔は、秒または分で指定できます。このアクションが実行されてから指定した時間の後にコマンドが実行されます。 |
タイマー停止 | TimerEnd | 指定したコマンドが開始されているタイマーを停止します。 |
アドイン実行 | AddIn | アドインプログラムを実行します。 |
メッセージ | Message | メッセージダイアログを開きメッセージを出力します。 |
確認 | Confirm | 指定メッセージと表示タイトルをダイアログでユーザに提示し、確認を求めます。確認されない場合は以降のアクションを中断します。 |
閉じる | End | コンテキサーを終了します。 |
それぞれのアクションには、引数として1つの指定内容と最大2つまでのパラメータが設定できます。指定内容には、あらかじめ指定した対象の中から選択する形式となります。
アクション名 | 再表示 | Redraw |
---|---|---|
説明 | 対象コンテキストを再構成し再描画します。 | |
指定内容 | 対象コンテキスト名 | |
引数1 | (なし) | |
引数2 | (なし) |
アクション名 | SelectFirst | |
---|---|---|
説明 | 対象コンテキストの先頭行へ移動します。 | |
指定内容 | 対象コンテキスト名 | |
引数1 | (なし) | |
引数2 | (なし) |
アクション名 | 最終行 | SelectLast |
---|---|---|
説明 | 対象コンテキストの最終行へ移動します。 | |
指定内容 | 対象コンテキスト名 | |
引数1 | (なし) | |
引数2 | (なし) |
アクション名 | 前の行 | SelectPrevious |
---|---|---|
説明 | 対象コンテキストで現在選択されているレコードの一つ前のレコードを選択状態にします。 | |
指定内容 | 対象コンテキスト名 | |
引数1 | (なし) | |
引数2 | (なし) |
アクション名 | 次の行 | SelectNext |
---|---|---|
説明 | 対象コンテキストで現在選択されているレコードの次のレコードを選択状態にします。 | |
指定内容 | 対象コンテキスト名 | |
引数1 | (なし) | |
引数2 | (なし) |
アクション名 | 追加行 | SelectLastAdd |
---|---|---|
説明 | 対象コンテキストで最後に追加されたレコードを選択状態にします。 | |
指定内容 | 対象コンテキスト名 | |
引数1 | (なし) | |
引数2 | (なし) |
アクション名 | 選択解除 | NoSelect |
---|---|---|
説明 | 対象コンテキストのレコード選択を解除します。 | |
指定内容 | 対象コンテキスト名 | |
引数1 | (なし) | |
引数2 | (なし) |
アクション名 | 選択行移動 | VisibleSelection |
---|---|---|
説明 | 対象コンテキストでレコードが選択されている場所が画面に表示されるようにスクロールバーを移動します。 | |
指定内容 | 対象コンテキスト名 | |
引数1 | (なし) | |
引数2 | (なし) |
アクション名 | 確定 | Regist |
---|---|---|
説明 | 対象コンテキストで現在編集中の入力データを確定します。これは確定ボタンをクリックしたときと同じ動作です。 | |
指定内容 | 対象コンテキスト名 | |
引数1 | (なし) | |
引数2 | (なし) |
アクション名 | 追加 | Add |
---|---|---|
説明 | 対象コンテキストにデータを追加する。 | |
指定内容 | 対象コンテキスト名 | |
引数1 | (なし) | |
引数2 | (なし) |
アクション名 | 複製 | Duplicate |
---|---|---|
説明 | 対象コンテキストにおいて現在選択されている行のレコードを複製した新しいレコードを追加します。 | |
指定内容 | 対象コンテキスト名 | |
引数1 | (なし) | |
引数2 | (なし) |
アクション名 | 修正 | Update |
---|---|---|
説明 | 対象コンテキストで選択されたレコードについて、指定した項目名の値を修正値に変更します。 | |
指定内容 | 対象コンテキスト名 | |
引数1 | 修正値 | |
引数2 | (なし) |
アクション名 | 削除 | Delete |
---|---|---|
説明 | 対象コンテキストにおいて現在選択されているレコードを削除します。 | |
指定内容 | 対象コンテキスト名 | |
引数1 | (なし) | |
引数2 | (なし) | |
備考 | すべての行削除したい場合は「一括削除」アクションを使用します |
アクション名 | 親子複製 | StructureCopy |
---|---|---|
説明 | 選択されたデータを親子で複写する | |
指定内容 | 対象コンテキスト名 | |
引数1 | (なし) | |
引数2 | (なし) | |
備考 | 親子複製では、選択されたデータに対して、そのレコードが連携(限定)相手となっているすべての連携元データを同時に複写します。 伝票と明細の構造をそのまま複製するには(親子複製) - 逆引きマニュアル |
アクション名 | 親子削除 | StructureDelete |
---|---|---|
説明 | 選択されたデータを親子で削除する | |
指定内容 | 対象コンテキスト名 | |
引数1 | (なし) | |
引数2 | (なし) | |
備考 | 親子削除では、選択されたデータに対して、そのレコードが連携(限定)相手となっているすべての連携元データを同時に削除します。
伝票データの削除時に関連する明細をすべて削除するには - 逆引きマニュアル |
アクション名 | 一括修正 | UpdateAll |
---|---|---|
説明 | 対象コンテキストで、すべての行の指定した項目について、値を修正値に変更します。 |
|
指定内容 | 対象コンテキスト名 | |
引数1 | 項目名 | |
引数2 | 修正値 | |
備考 | コンテキストが編集不可に設定されていても修正されます。 すべての行の特定の項目を、初期値または未定義(NULL)に修正したい場合は「クリア」アクションを使用します。 |
アクション名 | 一括削除 | DeleteAll |
---|---|---|
説明 | 対象コンテキストに表示されているすべてのレコードを削除します。確認メッセージは表示されません。 | |
指定内容 | 対象コンテキスト名 | |
引数1 | (なし) | |
引数2 | (なし) | |
備考 | この操作は、コンテキストが削除不可に設定されていても削除されます。 フィルタ前のエンティティのすべてのデータを削除したい場合は「全て削除」アクションを使用します |
アクション名 | クリア | ClearData |
---|---|---|
説明 | 対象コンテキストのすべての行の特定の項目について、値を初期値または未定義(NULL)に修正します。 |
|
指定内容 | 対象コンテキスト名 | |
引数1 | 項目名 | |
引数2 | (なし) | |
備考 | コンテキストの行をすべて削除したい場合は「一括削除」アクションを使用します |
アクション名 | フィルタ実行 | FilterOn |
---|---|---|
説明 | 対象コンテキストに一時的にフィルタを適用させます。 | |
指定内容 | 対象コンテキスト名 | |
引数1 | 項目名 | |
引数2 | フィルタ値 |
アクション名 | フィルタ解除 | FilterOff |
---|---|---|
説明 | 対象コンテキストに適用した一時的なフィルタを解除します。このアクションでは、パネルで固定されたフィルタ条件は解除されません。 | |
指定内容 | 対象コンテキスト名 | |
引数1 | 項目名 | |
引数2 | (なし) |
アクション名 | シート切替 | ChangeSheet |
---|---|---|
説明 | 表示画面を移動先シートに切り替えます。 | |
指定内容 | 対象シート名 | |
引数1 | (なし) | |
引数2 | (なし) |
アクション名 | ナビゲーション表示 | ShowNavigation |
---|---|---|
説明 | 指定したナビゲーションをボタン付近に表示します。 | |
指定内容 | 対象シート名 | |
引数1 | (なし) | |
引数2 | (なし) |
アクション名 | 組合展開 | Combine |
---|---|---|
説明 | 展開コンテキストの展開ルールをもとに、展開内容コンテキストのデータを生成します。 | |
指定内容 | 展開コンテキスト名 | |
引数1 | (なし) | |
引数2 | (なし) |
アクション名 | 連携(転記) | Relate |
---|---|---|
説明 | 連携(転記)を実行します。 | |
指定内容 | 連携(転記)定義名 | |
引数1 | 連携元コンテキスト名(システムで自動設定されます) | |
引数2 | 連携先コンテキスト名(システムで自動設定されます) |
アクション名 | 入力補助 | Assist |
---|---|---|
説明 | 連携(補助)を実行します。 | |
指定内容 | 連携(補助)定義名 | |
引数1 | 連携元コンテキスト名(システムで自動設定されます) | |
引数2 | 連携先コンテキスト名(システムで自動設定されます) |
アクション名 | 連携(限定) | Connect |
---|---|---|
説明 | 連携(限定)を実行します。 | |
指定内容 | 連携(限定)定義名 | |
引数1 | 連携元コンテキスト名(システムで自動設定されます) | |
引数2 | 連携先コンテキスト名(システムで自動設定されます) |
アクション名 | データ読込 | ReadFile |
---|---|---|
説明 | 指定ファイルからデータを読み込みます。 | |
指定内容 | 入出力コンテキスト名 | |
引数1 | (なし) | |
引数2 | (なし) |
アクション名 | データ書出 | WriteFile |
---|---|---|
説明 | 指定ファイルへデータを書き出します。 | |
指定内容 | 入出力コンテキスト名 | |
引数1 | (なし) | |
引数2 | (なし) |
アクション名 | 外部実行 | Process |
---|---|---|
説明 | 外部のプログラムを実行します。外部プログラムは絶対パスで指定します。 | |
指定内容 | 実行可能ファイルのパス | |
引数1 | 引数(省略可) | |
引数2 | (なし) |
アクション名 | 全て削除 | Dispose |
---|---|---|
説明 | 対象コンテキストに対応するエンティティのすべてのデータを削除します。またエンティティのカウンタを1に戻します。この操作を実行すると、同一エンティティに対応するすべてのコンテキストの行が削除されます。 | |
指定内容 | コンテキスト名 | |
引数1 | (なし) | |
引数2 | (なし) | |
備考 | コンテキストでフィルタ後に表示された行だけをすべて削除したい場合は「一括削除」アクションを使用します |
アクション名 | タイトル変更 | SetTitle |
---|---|---|
説明 | タイトルの表示を変更する | |
指定内容 | コンテキスト名 | |
引数1 | (なし) | |
引数2 | (なし) |
アクション名 | コマンド実行 | Command |
---|---|---|
説明 | すでに定義された他のコマンドを実行します。ただし、このアクションを含むコマンドは、ここで指定することはできません。 | |
指定内容 | コマンド名 | |
引数1 | (なし) | |
引数2 | (なし) |
アクション名 | タイマー開始 | TimerStart |
---|---|---|
説明 | 指定したコマンドを指定した間隔で実行します。間隔は、秒または分で指定できます。 | |
指定内容 | コマンド名 | |
引数1 | 間隔 | |
引数2 | (なし) |
アクション名 | タイマー終了 | TimerEnd |
---|---|---|
説明 | 指定したコマンドで開始されているタイマーをすべて停止します。 | |
指定内容 | コマンド名 | |
引数1 | (なし) | |
引数2 | (なし) |
アクション名 | アドイン実行 | AddIn |
---|---|---|
説明 | アドインプログラムを実行します。 独自のアドインプログラムを実行するには - 逆引きマニュアル |
|
指定内容 | アドイン名 | |
引数1 | パラメータ名(省略可) | |
引数2 | (なし) |
アクション名 | メッセージ | Message |
---|---|---|
説明 | メッセージダイアログを開きメッセージを出力します。 | |
指定内容 | (なし) | |
引数1 | メッセージ内容 | |
引数2 | (なし) |
アクション名 | 確認 | Confirm |
---|---|---|
説明 | 指定メッセージと表示タイトルをダイアログでユーザに提示し、確認を求めます。確認されない場合は以降のアクションを中断します。 | |
指定内容 | (なし) | |
引数1 | メッセージ内容 | |
引数2 | 確認メッセージ | |
備考 | 確認メッセージでユーザが[いいえ]を選択した場合は、コマンドが中断され、それ以降のアクションは実行されません。 |
アクション名 | 閉じる | End |
---|---|---|
説明 | コンテキサーを終了します。 | |
指定内容 | (なし) | |
引数1 | (なし) | |
引数2 | (なし) |
コマンドの中でアクションとしてExcel連携(印刷出力)を指定する場合には、必要に応じて、2つの引数を設定できます。
アクション名 | Excel出力 | PrintSheet |
---|---|---|
説明 | 対象シートの内容をExcelに転送します。対象シートにあるそれぞれのパネルがExcelのワークシートとして出力されます。 | |
指定内容 | 対象シート名 | |
引数1 | ファイル名(.xlsまたは.xlsx)。省略するとシート名がExcelのブック名となります。*でユーザ任意選択。 | |
引数2 | 繰り返し用コンテキスト名(省略可) |
引数1には、出力先の連携するExcelファイル名を指定します。ファイル名を省略すると、Excelのファイル名は、コンテキサー上のシート名と同一となります。1つのシートに対して複数のExcelファイルとの連携したい場合などは、アクション定義でファイル名をそれぞれ別々に指定してください。ユーザに任意のExcelファイルを選択させたい場合には、「*」と指定します。
引数2には、連携(限定)の連携先コンテキスト(親コンテキストに相当)を指定できます。引数2を設定した場合、そのレコードの数だけ連続印刷します。連携(限定)によってシート内で連携しているコンテキスト間では、親コンテキストで選択したレコードにより、従属する子コンテキストのレコードが限定されます。連続印刷を使うことで、親コンテキストのレコードが順に選択され、それに応じた子コンテキストがそれぞれ表示され、印刷されますので、明細を含む帳票印刷ができます。なお、連続印刷する場合には、毎回、Excelのマクロによってデータをクリアして整理しておく必要がある場合があります。
アクション名 | Excel入力 | ExcelImport |
---|---|---|
説明 | Excelから対象シートにレコードを入力します。対象シートに含まれるコンテキストへExcel上のワークシートの内容が入力されます。 | |
指定内容 | 対象シート名 | |
引数1 | ファイル名(.xlsまたは.xlsx)。省略するとシート名がExcelのブック名となります。*でユーザが任意に選択可能。 | |
引数2 | (なし) |
Excel入力できるのは、Excelワークブックのみです。指定したワークブックは、ワークシート名がコンテキサーの指定したシートにあるパネル名と一致している必要があります。
なお、CSV形式を指定した場合は、コンテキサーのシート上の最初のパネル(コンテキスト)に入力されます。それ以外のファイル形式は、サポートされていません。
Excelファイル名に指定するファイルは、次の優先順にExcelフォルダが存在した場所に入出力されます。