ものづくりの現場では、7つのムダ(造りすぎのムダ、手待ちのムダ、運搬のムダ、加工そのもののムダ、在庫のムダ、動作のムダ、不良品・手直しのムダ)というのがあります。ムダをなくすことで、組織として、よりゼイ肉のない俊敏な体になったことが現在の日本の製造業の強さの秘密なのです。
一方、ITの世界では、目を覆いたくなるようなムダ、ムダ、ムダの山積みです。しかし、通常、情報というのは目に見えないので、多くの場合、このムダにだれもきがつきません。
では、どのようなムダがあるか見てみましょう。
- その1:不要な情報を生成するムダ
- その2:必要な情報の到着を待つムダ
- その3:そもそも情報を伝達するムダ
- その4:不正確な情報を修正するムダ
- その5:そもそも情報を蓄積するムダ
- その6:必要な情報を探すムダ
- その7:情報の意味や精度を確認するムダ
いかがでしょうか? えっこれってムダなの?というものも含まれているかもしれません。すべてムダなのです。これらをなくすことで、実は信じられないくらい効率的でかつパワフルな組織に生まれ変わることができます。